日曜日, 12月 30, 2007

小さな農家

2007年12月30日 日曜日

ブログをご覧になってくださっている皆様

長らくお休みしていました。楽しみにしてくださる方も少なからずおり、申し訳なく思っています。

小さな農家ですから、自ら販売・営業・その他をすべて自前で行わねばならず、稲刈り後は
それらの作業に追われました。農作業以外にも細々としたことが、実に多くあります。

良品を安価に生み出していくためにも、我々は生産に特化すべきと思いますがいまはその段階にありません。

いっぽうで、世の中の多くの仕事が、そういった細々した仕事の積み重ねでできていることも学びます。

また、自ら販売することで、消費者の方とつながりが出来、支えられていることを実感することも体験しました。

そんな言い訳をしながら、ブログをお休みしていましたが、1月からは少しずつでも
投稿していきたいと思いますので、再度お付き合いください。
また、本家HP 「ちたた農園」 の方も少し更新しましたのでのぞいてみてください。

上で述べましたように、我々は小さな農家で、営業部も広報部もありません。
HPには注文書・ギフト用紙なども載せましたので、是非ともお米等をご宣伝
くださればと存じます。無農薬米は一般から比べると収穫量は6割、苦労は2倍以上。
河川や生態系へのダメージは極少なく、値段は高いですが、決して高くありません。
値段以上のものがあると自負しています。
また、この地域のこしひかりの味は、全国有数の「特Aクラス」です。
(新潟魚沼地区と同じクラス)
美味しいお米を食べ、かつ農村のくらしを支えてくださればと存じます。

それでは、この秋の写真数枚をアップして今年の締めといたします。
皆様、良いお年をお迎えください。

ちたた農園 近藤恵

もち米の脱穀(11/3) こどもたちと 今年は自分の米で餅つきができる。
去年イモチ病で全滅したことを思うと、感動で言葉に詰まった。

無農薬こしひかりを「無洗米」にしてみた。輝きが異なる。
「真珠のようだ」と評したお客さんもいた。
分つき米もよいが銀シャリの魅力も捨てがたい。


無農薬こしひかりの水田 干した藁を集める。(11/3)
2年間水田にしたが、来年は減反のため大豆を作付け。
11月末には米糠9袋を散布し耕運。小麦25キロを蒔いた。
6月には麦秋を迎える。その後は大豆を蒔く。

日曜日, 10月 14, 2007

地中深く

2007年10月14日曜日

ほうれん草の除草。ハコベの双葉がぎっしり出ている。
「草は見ずして取れ」との先人の言葉があるように
この時期(双葉が出ているころ)の除草は、非常に効果があり
また、この時期を逃すと途方も無い時間を、除草に費やすことになる。

草取りというより、草削りといったほうがよい。
列に植えたほうれん草の間を、農具で削る。
すると双葉のハコベが抜き取られ、大部分が枯死する。
よく見ると、地上にはせいぜい1-2ミリしか出ていないのに
地中にはすでに3センチほど白い根を伸ばしている。

自分の子どもなどをみても、見かけは小さいが
世の中に懸命にさまざまなアンテナをのばし、
大きくなろうとしている様子がわかる。
こちらはハコベと違って、抜き取ってしまわぬよう
たとえ、小さくとも見守ることにしよう。

土曜日, 10月 13, 2007

架け替え・わら干し


2007年10月13日土曜日

井戸神のもち米と古代米を架け替え。
「茎を干さねば絶対に乾かない」
と、指導者に念を押された。
穂を先に出して干すのだが、一見乾いているようでも
米自体の水分はまだ抜けていない。
茎を外側にして架け替えをする。

このような日当たり・風通しの悪い場所は
天日干しにも不利となる。
でも、こんなところでも、かかわっていくうちに
可愛くおもえてくるものだ。
来年こそは、もっといい米をつくろう。

東裏のわら干し。こちらはコンバインで刈り取った(脱穀も同時に行っている)
藁を立てて乾燥させる。
夕焼けに映える安達太良山

水曜日, 10月 10, 2007

鳥に米の味がわかるか

2007年10月10日水曜日

午後が配送なので、午前中を使って不耕起水田を稲刈り。
すばらしい稲になり、大満足。5月になって、作付けを急きょ決定した
割には、立派な稲になった。地元のおばちゃんが

「あんたのとこだけに、鳥が群がって食べてたよ。美味しいんだね」


もち米は早生(わせ)(こしひかりより2週間ほど早い)
なので、当たり前と思ったのだが、まてよ、昔からいる人が
そう言うのだから、品種だけの問題ではないかもしれない。
いずれにせよ、すずめ対策はもうきちっと、せねばならない。


穂がずっしりと重く、満足の稲刈り。
杭にかけて一週間ほど干す。その後穂を中にしまい
反対側にしてさらに干す。

以前の状態からここまで、よく実ってくれました。

火曜日, 10月 09, 2007

もみずり

2007年10月9日月曜日

昨日刈り取った稲の籾ずり。
1反あたり、7俵(1俵は60kg)まで届かず、少ない収穫量。
肥料設計のミス。去年のいもち病の被害をみているので
慎重になりすぎて、肥料を控えたのが原因。
「過不足なく」は、そう簡単にできるものではない。

でも、収穫はよろこばしい。
子どもの誕生日を、新米で祝うことが出来た。

日曜日, 10月 07, 2007

機械に笑い、ふたたび機械に泣く

2007年10月7日日曜日

午前中、いよいよ、こしひかりの刈り取りはじまる。
コンバインで作業。大面積の場合は、刈り取り・脱穀を同時に行う。
面白いように早く作業が進み、文明の力に大いに助けられる。
刈り終ったわらは、一部は田んぼへ戻し、一部は結束して
乾燥、夏野菜の下などに敷くために使う。

その結束部分の調整が上手くいかず、30分以上ロス。
調整後は、スムーズに行くも、今度は田んぼから出るときに
運転ミスで横転しそうになり、機械の一部を破損。
お借りしている機械だけに、なんとも申し訳ない気持ち。

先日も刈り取り機を運搬中に、操作ミスで運搬車から
落下させてしまい、貸してくださる人が使うときに
具合がわるかったという。

機械に笑い、機械に泣く。そんな一日。
「機械は壊れてもいいけど、体だけは気をつけな」
大先輩からやさしい声をかけられた。

午後は逆に、終始手作業。
湿田で、ひざまで埋まりながらの刈り取り作業。
ひとり黙々と格闘。600坪ほどを刈り取り、手で縛り
杭にかける。機械のトラブルは心配ないが
自分の技術が試される、百姓冥利につきる
非常に楽しいひととき。

水曜日, 10月 03, 2007

機械沈む

2007年10月3日水曜日

井戸神の稲刈りの続き。これで3日目。
今年新しく始めた田んぼにバインダー(稲の刈り取り機)
が埋まってしまい、人力ではなんとも引き上げられない。
トラクターを持ってきて、ロープで引き上げようとすると
大内さんが偶然、様子を見に来てくれて、手を貸してくださる。
助かった。

結局、今日でも終わらず。
湿田には手を焼く。このような田を手放す人が多いのも
わかる気がする。

日曜日, 9月 30, 2007

恵の雨

2007年9月30日日曜日

午前中、保育園のS先生がお手伝いしてくださるというので
古代米の刈り取り。去年、田植えをしてくださったので
刈り取りもしてみたいという。

こちらも被害大で、収穫は半分以下となりそう。
それでも、農作業を楽しんでくださった様子で
なにより。ひとりだったら、ずっと下向きで作業していただろう。

昼前から雨。急いで片付け。
ほうれん草には恵の雨。

土曜日, 9月 29, 2007

2007年9月29日土曜日

・ほうれん草播種2回目
一回目の播種から一度も雨が降っていないので
時期をずらしたものの、一緒になってしまった。


・井戸神の稲刈り
午後から井戸神の稲刈りをスタート。
思った以上にいもち病の被害大きく、落胆も大きい。
(通常の1/3以下の収穫)
一年の苦労がなんだったのか。

収穫の秋は、喜びとばかりは言っておられず、
散々な結果の場合は、下を向いてしまう。
しかし、失敗は成功の元。また、人の苦労がわかるチャンス。
農薬に頼らないのが、いかに難しいか。
自分の技術がいかに未熟かを思い知らされる。

Tさん家族のお手伝いもあって、(おお助かり)
もち米を刈り取り終わった。

土曜日, 9月 22, 2007

ほうれん草播種


2007年9月22日土曜日

ほうれん草を播種。25日が適期。一週間ずらして
2回に分けて播種。その一回目。
名物:ちぢみほうれん草 普通の品種も比較栽培に
小面積に蒔く。

お借りした土地に始めての種まきで
どうなることやら心配。ほうれん草は土づくりが大切といわれるので
はたして上手くいくだろうか。
粘土が強く、土の塊が大きいところがあり、そんなところは特に心配。
千葉でやっていたころは、そんな心配はいっさいなかったのに
(千葉は火山灰土なので、さらさらしている)
所変われば、心配事もかわってくる。
でも、粘土質は味がよく歩留まりもよいという。
どういうことだろう。冬の研究課題としよう。

日曜日, 9月 16, 2007

里芋の開花

2007年9月16日日曜日

天候:晴れ
AM:倉庫の屋根ペンキ塗り
PM:ほうれん草播種

一言:収穫もそろそろな里芋。見ると中心にけったいなモノが・・・
里芋の花だ。大変珍しい現象のようで、びっくりした。
同じ里芋でも他の品種(土垂・八つ頭)は開花していない。

「関西系」という品種として、譲ってもらったものだが
ネットでしらべても見当たらない。関西代表「石川早生」
という物があったので、これかもしれない。
子芋しか食べないので、おそらくこれだろう。
来年は「唐の芋」(里芋の最高級品種といわれる・親芋も食せる)も入手して、
いろいろな里芋を作ってみたい。

この辺では「土垂」でも、よく煮ればうまいと言って親芋を食べるのです。
(ごりごりして美味しくないと思うのだが)
所変われば、いろいろ違いがあるのだ。

関西系の里芋(おそらく石川早生という品種)
けったいな物の正体は、花
数本もぎ取って、自宅に飾ろうと持って帰るも、
子どものチャンバラ用おもちゃになり、あっという間にボロボロに・・・


開花した状態

月曜日, 9月 10, 2007

嵐は過ぎ去る

2007年9月10日月曜日

AM:ジャガイモ発送・草刈
PM:配送

心配をしていた台風。雨は多かったが、風はそれほどでもなく
田畑とも無事。(大根・白菜は雨に強打され半減。しかし
蒔き直しが効くので、大根は消えたところに播種しなおす。
白菜は苗を追加して植えなおす。)

案じてくださった方々、ありがとうございました。
以下の通り、嵐を過ごすことができました。




水曜日, 9月 05, 2007

大根はくさい小松菜かぶ

2007年9月5日水曜日

AM:秋冬野菜の播種。今年もキムチが出来ますように。
たくわんやべったら漬けなども
すこしまとめて作って、みんなに喜んでもらえればと思いながら作業する。

PM:配送

月曜日, 9月 03, 2007

ジャガイモ発送

2007年9月3日月曜日

ジャガイモの発送12件
以下のようなチラシを同封。
パソコンの文字が当たり前の昨今。手書きで思いを込める。
とは言え、汚い字ですみません。


日曜日, 9月 02, 2007

米の現場を見る

2007年9月2日日曜日

東京から父母来訪。

田畑を一通り案内する。
自分が一年間食べる米の現場を見るのは
楽しみでもあり、心配の種でもあるのだろう。
いもち病の出た田んぼを心配そうに眺めていった。

子どもたちは、そんな心配をよそに
ご飯をもりもり食べる。
百姓冥利につきるひと時である。

土曜日, 9月 01, 2007

いい機会

2007年9月1日土曜日

明日見学者が来訪なので(いい機会なので)
終日土手の草刈

火曜日, 8月 28, 2007

体を整える

2007年8月28日火曜日

天候:曇り一時雨

勤務後、整体師さん(整体の油井)のところへ。
酵素風呂に入り、その後、発酵し終わった米ぬかを
相当量いただく。畑にとっては最高のボカシ(発酵)肥料
秋冬野菜の活力に利用させていただく。

この酵素風呂、最高に気持ちが良い。
米ぬか?発酵?風呂?
体験したことの無い方はなんのこっちゃという
感じだろうが、千葉で百姓研修時代
半信半疑で入った落ち葉発酵風呂が
かなり腰痛に効いた経験があり、
私にとっては、なんの抵抗も無い。
どころか、いまでは駆け込み寺みたいなもの。

今日は遅かったので遠慮して整体はなし。
整体が付けば、体はさらに整う。
整体とはよく言ったものです。

月曜日, 8月 27, 2007

落穂拾いにしてください。

2007年8月27日月曜日

天候:曇り一時雨
AM:大豆畑の畦草刈・不耕起水田鳥追いテープ張り
PM:配送

一言:確かにご馳走ですが・・・

反省:早稲品種は要注意

大豆畑
道路の脇なので雑草が目立つ。早めはやめに刈る
収穫前にもう一回か?

枝豆としてもいただきます。もう少し!



不耕起水田・もち米
よく実りました。が、スズメに大分襲われているようです。
確かにご馳走ですが・・・ここはテープを張ってご遠慮いただきましょう。

木曜日, 8月 23, 2007

蛇が蛙を飲み込む

2007年8月23日木曜日

天候:晴れ

一言:勤務先の農場で作業中、なにやら野鳥の雛が鳴くような
声がする。探してみるとシマヘビがトノサマカエルを丸呑み
する最中だった。カエルのか弱い声、邪魔をするなとばかりの
ヘビのシャーシャーとする威嚇。

カエルも、しかし、この瞬間に至るまでは
私の見えないところで、さまざまな生き物を丸呑みしていた。
かくいう私も他の命を頂戴しているわけで
食物連鎖と一口に言いますが
かなりリアルな世界です。

緊迫した時間にいろいろな事が頭をめぐりました。

水曜日, 8月 22, 2007

2007年8月22日水曜日

天候:晴れ
AM:条間管理・トラクター耕運
PM:配送
一言:エゴマの条間管理。雑草がひどいが、なんとか強引に条間を
管理機で中耕。500ccの油を絞るのが精一杯か?
排水悪く、ぬかるんだ畑を大きなトラクターをお借りして耕運。
今年の冬は、重機で排水堀をしてもらわねばならないか。

月曜日, 8月 20, 2007

冷風・じゃがいも堀終わり

2007年8月20日月曜日

天候:晴れ
AM:じゃが芋堀つづき
PM:じゃが芋堀終了・肥料散布後耕運
一言:秋の風です。
反省:

じゃが芋堀続き。本日は助っ人がいたので
大変助かった。これですべてほりあげた。総量350kgほど。
一部2次加工も考えるべきか。
昨日は芋ほり終了間際に、「冷たい風が入ってきた」と
涼しい空気に酔いしれていたところに、スコール。
冷たい風=大気が不安定=にわか雨。と心得ていたので
急いで芋をしまって、シートをかける。
数十秒後に、バケツをひっくり返した様な雨。
間一髪・助かったあ。雨で芋がぬれたら大変だった。

今日も上空に灰色の雲、上に発達した入道雲。
さらに冷風が一瞬入り、「やばい」と思ったが、
雲は頭上を通り抜けていった。

じゃが芋畑に菜種粕を振り、耕運。秋冬野菜の準備。
夕方の冷風は秋を思わせた。



低農薬コシヒカリ水田
穂が出て、開花。開花結実の一番大事な時期。
よく実が入りますように。
井戸神(山あいの水田)の、もち米に罹る、いもち病
穂首(ほくび)と呼ばれ、穂に病気が入った様子。左は病気を免れた茎。
穂の根元が枯れ、そこから先に実が入らない。
去年は9割以上、この状態だったことを考えると
今年は5割程度か。
井戸神・古代米
もち米に比べ、生命力が強い、古代米。
こちらは俄然豊かな実りとなりそう。
来年はこちらの水田でもち米を栽培してみよう。

日曜日, 8月 19, 2007

人生いろいろ、じゃがいもいろいろ

2007年8月19日日曜日

天候:晴れ一時雨
AM:見回り・機械準備・じゃがいも堀
PM:じゃが芋堀
一言:人生いろいろ、じゃがいもいろいろ
反省:トヨシロ成績よし。来年は作付けを増やす。

トラクターに芋ほり機を付け、じゃが芋を掘る。
180kgほどを掘る。これで半分。
品種は、男爵・メークイン・ワセシロ・トヨシロ・ベニアカリ。
今年は、試験的に、5品種といろいろ試してみてみた。
条件はほぼ一緒で結果を記録。

1)男爵・この辺りでは無難と言われたが、腐敗芋多く、収量少ない気がした。
2)メークイン・5種の中ではダントツに収量多い。が、卵より小さい芋も多く、その利用法が課題。
腐敗病には強い様子。
3)ワセシロ・大粒で揃いが良いが、腐敗芋多い。割れ芋も5%ほどある。
名前ほど早期肥大性があるとは思わなかった。芋が成熟する場所が
ばらばらで収穫しにくい。(畝からはみ出し、機械で切ってしまう)
4)トヨシロ・大粒で揃い良い。腐敗芋少ない。品質良し。収量中程度。
売り物としては、これが一番効率的かなと思う。あとは消費者の方々の反応次第。
粉質・粘質の中間だから、使い勝手は良いと思う。粘土質土壌だから
味も肌よい。
5)ベニアカリ・肌が赤く、珍しいが、ごく小粒、収量少で問題外。

さて、どのように売りましょう。

月曜日, 8月 13, 2007

配送・水管理

2007年8月13日月曜日

天候:晴れ
AM:じゃが芋畑草刈
PM:配送(お盆シフト・短時間で終了)・田に水を入れる
一言:
反省:腐れ芋選別が大変で、芋ほりはお盆明けにしているが
草刈も大変、芋ほり機の効率も考えると、来年は茎が枯れたら、
すぐ掘り取ってみよう。枯れる直前あたりに畝間をカルチで
歩く必要あり。

水管理についてきた子どもと
去年は倒伏、一部ひえがひどかった水田。今年は上出来。
今年、一時ひえが相当数あったが、唐鍬で株間、手押し田車で条間で
ほとんど草に打ち勝った。色もちょうど良く落ちており
食味も上々になるだろう。

日曜日, 8月 12, 2007

思わず叫ぶ

2007年8月12日日曜日

天候:晴れ
AM:水田溝きり・6日に行った場所をもう一度。山あいの水田は水抜けが悪い。
今年始めた場所は特別悪く、機械が入れない可能性大。助っ人を頼んで
手で刈る他ないか?
PM:溝きり続き。大豆中耕
一言:これでもかというほど、水田でウシアブに刺される。
(妻に背中を見てもらったところ十数か所刺されていたらしい)
その瞬間的な痛さとうっとうしさには、思わず叫ぶ。
箸でハエを捕まえたのは宮本武蔵?
素手で2匹のウシアブを捕まえたのは近藤恵。
反省:ウシアブに狙われる季節に、水田での長時間作業は控えよう。
溝きりは7月中には終わらせたい。

道路わき 大豆畑
なかなかの収穫が望めそう。今年も豆腐・納豆が楽しみだ。
こういう三角形の非効率的な田畑はどんどん使われなくなる。


同じ場所から 安達太良山をアップ
地元の人は乳首(ちちくび)山と呼ぶ。なるほど。

土曜日, 8月 11, 2007

梅干し・桃狩り

2007年8月11日土曜日

天候:晴れ
AM:梅干し・桃狩り
PM:
一言:桃だけは桃狩りを

友人の桃農家に伺い子どもと一緒に
桃狩りをさせていただく。
果物王国・福島では、イチゴから始まる
数々の果物が、「~狩り」と称して
木からもぎ取って食べるツアーが一年中続く。
やはり、もぎ取った、その手を口に運ぶ
という、なんとも原始的な体験がうけるのだろう。

しかし、そのほとんどが料金ほど食べることは
できない。(さくらんぼなど、2パックも一度に
食べられるわけがない・・・)

しかし、しかし、
桃だけは、桃狩りだけでしか味わえない
と、桃農家さんは言う。1に鮮度、2に温度
「桃はジューシーでとろっとしたものを冷たくいただく」
が、私のいままでの食べ方だった。
(大方の人がそうだと思う)
ここ福島に来て、多くの福島の人が
「それは美味しい桃の食べ方ではない」という。
なるほど、もぎたての桃は
シャリシャリと歯ごたえがあり
爽快な甘さなのだ。そして、食す温度。
冷やしたものよりなぜか、ひろがる甘さ。

来年ももももぎにきます。

水曜日, 8月 08, 2007

稲妻・雷

2007年8月8日水曜日

天候:晴れ
AM:草刈
PM:倉庫清掃(じゃが芋の保管場所を確保)
一言:本日は夕方すさまじい雷。
子どもを抱きかかえ、自分の水田のある方角に落ちる雷を見ながら思った。
なにか、どえらいもんが地面に降り注いでいる、と。
ちょうどイネが実る時期だから、稲妻というのは、イネと関係ありそうだ
と調べてみれば、予想は的中。
“イネのつま”だそうで古代人は、雷がイネに実を入れると
信じていたそうだ。

一方、雷という漢字も雨に田だから
こちらもイネに関係ありそうだと調べてみたものの、
こちらは、形声文字で雨雲のなかに
陰陽(プラスマイナス)がごろごろ(田が三つの漢字で表すらしい)
と積み重なっておこるもの=かみなり
ということで、イネには関係ないらしい。

とはいえ、実が入るからと、外で待っていないで
雷雨のときは速やかに避難するべし。

月曜日, 8月 06, 2007

古代米開花

2007年8月6日月曜日

天候:晴れ 午後にわか雨
AM:田の溝きり
PM:配送
一言:にわか雨の季節
反省:溝きりのタイミングはいつが限度か?化学肥料を使わない場合、初期成育が
悪いので、一般よりは遅くなる。しかし、出穂前には終えるべきではないのか。



古代米の開花
一花それぞれの開花はごく短い。午前中しか見られないとも聞く。
古代米は「のげ」まで黒い。



いもち病に負けじと頑張っている古代米
去年もここまでは元気だったが、やはり病気の影響はあった。
今後の実りを見守る。

日曜日, 8月 05, 2007

猛暑

2007年8月5日日曜日

天候:晴れ
AM:子どもと畑で遊ぶ。じゃが芋を掘ったり、枝豆をもいだり。
PM:
一言:里芋の葉は大きいなあ。傘用にとっていかないでね。
反省:

千葉からもらった、関西という里芋の種類。
今年、増やして、来年量産予定。一方の八つ頭という種類は
あまり大きくならず。

土曜日, 8月 04, 2007

久しぶりの畑・田の溝きり2

2007年8月4日土曜日

天候:晴れ
AM:久しぶりの畑作業。里芋、枝豆、落花生、などを救出。ずいぶんダメにしたものも。
PM:トラクターに草刈機をつけて畑の草刈。田の溝きり2回目。水曜日に行った場所を
もう一度(上側)。他の水田のすべてを落水し月曜日の溝きりに備える。
一言:悔しさをバネに。

反省:古代米の出穂が始まる。もう少し生育をじっくりと観察すべき。
大内さんは野菜や米を、よく子どもに譬えるが、生き物を育てる意識を
もっと強く持つべき。

水曜日, 8月 01, 2007

草刈・溝きり

2007年8月1日水曜日

天候:晴れ
AM:畦草刈続き・水田の溝きり(高西)
PM:配送
一言:祝・梅雨明け!仙台気象台が発表。梅雨時期の総雨量は平年の2倍
梅雨明けは、過去5番目に遅い(9日遅い)という。これからの天気が
崩れないことを祈りたい。

反省:イネの出穂が始まる。水を切らさないように、しかし、8月中に
田を乾かしておかねば9月に長雨が続くと、ぬかるんでコンバインが
入れなくなる。

長い畦
急斜度の畦を、高速回転している機械で刈る作業は大変危険。
全国で高齢者がこのような作業していることを思う。

月曜日, 7月 30, 2007

畦草刈

2007年7月30日曜日

天候:雨
AM:田と大豆畑の畦草刈
PM:来客 圃場見学
一言:晴れていればじゃが芋堀をしていただく所、残念でした。
反省:

土曜日, 7月 28, 2007

オニヤンマが飛び交う

2007年7月28日土曜日

天候:晴れ
AM:大豆中耕
PM:大豆中耕つづき
一言:足が止まった
反省:人のことは言えない


大豆の中耕作業
午前と午後で3反歩の中耕作業
午後の1反部はかなりぬかるんだ状態の畑での作業
機械が泥で足をとられ、暑さもあり、一時ばてばてに。

ビール片手に、TVの中のサッカー選手を見ながら
「情けないなあ、足がとまっちゃって」
などと思うときもあるが、もっと情けない自分を見る思い。




昼食を谷あいの水田でとる
オニヤンマがいた!! と空を見上げると10-15匹のオニヤンマが
飛び交っている壮観
去年は気づかなかったのか、耕しているから、
だんだん生き物が増えてきているのか?
とにかくうれしい光景。
下のいもち病に犯された水田にうなだれるも、
やはり殺虫剤は使うのがためらわれる瞬間だった。

水曜日, 7月 25, 2007

田をわたる夏の風

2007年7月25日水曜日

天候:昨日に引き続き晴れ(梅雨明けの模様だが、気象庁の発表はない。)
AM:田畑の見回り
PM:配送
一言:水田はいいが、畑が荒れ放題(写真には収められない)。
だが、あきらめずに手を入れられるところは入れていこう。



大豆畑・2回目の中耕をしたいところだが・・・

畑から転換した2年目の水田:去年と比較して肥料が幾分少なくなり
いいあんばいか?肥料過多はイモチ、倒伏の被害のリスクが高くなる。(味も落ちる)


こちらは谷あいの水田・古代米
去年同様、もち米よりいもち病に強い。
今のところ病気の兆候がまったく見られない。

こちらは谷あいの水田・もち米
写真中央の茶色い部分がいもち病蔓延箇所。
それ以外の場所にも全体に広がっている。
蔓延したところは、おそらくほぼ全滅。それ以外のところも天候が回復しなければ
収穫の見込みは無い。

低農薬水田・肥料のあんばいもよく、問題ない。
米の味もおそらくこの水田の方がよい。

でも、どの田んぼも私にとっては大事。
田をわたる夏の風は、背中をさすられているような気がして
心地がよかった

水曜日, 7月 18, 2007

田の除草その6

2007年7月18日水曜日

天候:曇り
AM:収穫・田の草取り(不耕起水田)
PM:配送
一言:不耕起水田は雑草が少ない。これくらいの面積(100坪)くらいなら、
田植えに骨折るが、いろいろメリットも多いか?
反省:不耕起栽培の勉強もしてみるべき



ズッキーニ・洋風料理によく合う
すこし目をはなすと、巨大きゅうりのように太くなりすぎてしまう。
かといって、キュウリのように毎日たくさん収穫できるわけでもない。
あまり効率的ではない野菜だが、
色・形・肌触り・主張しない味
なんとも魅力的ではある。

土曜日, 7月 14, 2007

田の除草その5

2007年7月14日土曜日

天候:雨
AM:家事・梅酒漬込み
PM:屋戸水田の田車、草刈
休耕していた水田の2年目。去年は肥料が残りすぎていて、肥料過多となり
いもち病の大発生。今年はいい具合に効いてきている。梅雨が晴れて
しっかりと暑い夏が来てくれることを望む。

一言:台風が心配
反省:機械作業は速いがイネを傷める




こちらは今年急きょ始めた100坪の変形水田
草も少なかったので不耕起で始めた。どうなることかと思っていたが
順調に回復してきた。これからが本番。自分たちの食べるもち米は
なんとかなりそうな気がしてきた。

以下は田植え時の、ちょっと心細い様子。

水曜日, 7月 11, 2007

梅干漬け込み・中干し

2007年7月11日水曜日

天候:小雨
AM:梅干漬け込み
PM:溝きり・草刈
一言:熟れた梅の良い香り
反省:田の溝きりは、水がちょうど良く抜けていて上手くいった

年一回の梅干つくり
品種「白加賀」 今年はかなり大きめに実が成った
ちょっと熟れ過ぎたが味はこの方が良いという。
部屋中に甘い良い香り
干すときに皮が破れないように。

田んぼの溝きり
溝を切って中干し開始。これからの暑い時期に田をしっかり乾かす。
秋の刈取り時にコンバインが動けるように。ほか、無駄な分けつ(枝分かれ)を
防ぐ効果もあるという

月曜日, 7月 09, 2007

去年の悪夢・いもち病

天候:晴れ
AM:家事
PM:発送・大豆畑の追肥と中耕(不動)
一言:田の表情は一枚一枚異なる。形、土、肥料、風通し、日当たり、寒暖差、水、品種
反省:どうしたらいもち病を防げるか


一見非常に順調な もち米
写真右手にいもち病が蔓延 去年の悪夢(いもち病で全滅)が頭をよぎる
肥料分が未だに多いのか?

いもち病の病症 さびが付着したようになる
「葉いもち」と呼ばれ、このまま回復しない場合、菌が穂に入り「穂いもち」となり
実がまったく入らない。穂の根元からぽっきり折れるため、このあたりでは
「穂首(ほくび)」と言っている。嫌な響きだ


こしひかり 5月に急に耕すことになった水田
こちらは、逆に肥料不足が懸念される
散布した油粕が後々効いてくるか?


10年以上放置されていた水田
肥料分がまばらで、今後どうなるか予測さえつかない。
古代米の生命力の強さに期待して


減農薬水田
こちらは順調 除草剤の力はすごい
500ccのペットボトルたった2本で、この一面に雑草がほぼ一本も生えなくなる

いもち病が出たとしても、消毒でなんでもなかったようになるらしい
出ても出なくても予防的に使用する人も多い
うちの減農薬水田は使用していません。(殺虫剤のみ→イネミズゾウムシ対策)

月曜日, 7月 02, 2007

大豆畑中耕1回目

天候:晴れ後雨
AM:大豆畑中耕1回目
PM:配送
一言:草は見ずして取る
反省:


大豆畑 中耕後
雑草が少しでも見えたら機械をいれなければ、とても手におえなくなる
機械の爪が入らない株元まで土を寄せて草を埋めてしまうには、今日しかない

土曜日, 6月 30, 2007

田の除草その4

天候:曇り
AM:田車押し(井戸神)
PM:土手の草刈
一言:作業後の風の気持ちよさが格別。汗をひたすらかいたご褒美
反省:田の生き物に心を奪われすぎないように


2連田車 手押しは非常に疲れるが、イネを倒さず傷めず理想的な除草方法

よくみると、イネのあちこちにトンボの抜け殻が


草刈前
一回刈っているのに、すさまじい勢い
放置された田は土手も荒れている

草刈後
これで少しは風通しもよくなるというもの
あと2回はやらねばならぬか
毎年刈っていれば、だんだん楽になっていくはず